総合歯科医院なので差し歯・

ブリッジ・インプラントがある方の

矯正治療が得意

差し歯やブリッジが入っている歯をあまり動かさずに矯正できる場合は、そのまま治療を開始します。

しかし、歯を動かす必要がある場合、一度差し歯・ブリッジを外さなければなりません。矯正期間中は仮歯を入れて治療を進め、矯正が終わったらお口の状態に合わせた新しい差し歯やブリッジを製作する、といった流れです。

このケースでは、矯正後に入れる差し歯やブリッジも念頭に入れて治療を行う必要があります。つまり、矯正に伴い動かす歯の位置を事前に把握し、差し歯やブリッジの影響範囲を考慮した上で、一気通貫の治療計画を立てなくてはならないのです。

一方、お口の中にインプラントがある場合はその部分を動かせないため、周りの歯の並べ方を検討することが重要です。

このように差し歯・ブリッジ・インプラントがあるケースでは、歯並びだけでなくお口の中全体の状態を踏まえた治療計画が求められます。

特に40代・50代の方は、差し歯・ブリッジ・インプラントの治療を受けている場合が多いことから、お口全体の治療が得意で包括的な計画を立案できる医院を選ぶと良いでしょう。

しかし、残念ながら矯正を専門とする医院では包括的な治療計画を立てられません。矯正分野だけを取り扱い、お口全体の治療には対応していないからです。

実際のところ、差し歯・ブリッジ・インプラントがあるケースの矯正治療は得意ではありません。

「矯正専門の医院に相談したら治療を断られた」という場合もあるのです。

仮に治療を引き受けてもらえても、矯正専門の歯科医師は差し歯・ブリッジ・インプラントの治療に対応できないため、別の歯科医師の元で治療を受ける必要性が出てきます。

ここで問題なのが、歯科医師が複数にわたると、意思疎通がうまくいかないことがある点です。また、包括的な治療計画が立てられないので、思うように治療が進まず、患者さまが満足する治療結果を得られない可能性も考えられます。